滋賀1区(自民党) 大岡敏孝(おおおか としたか)
2011.06.02 (木)

大山鳴動して

今日は、いったい何のための国会だったのでしょうか?

大山鳴動してねずみ一匹とは今日の国会のことですね。

国会議員の皆様はそれぞれ、裏切っただの嘘をついただのいろいろ罵っておられるようですが、「国家国民のためになったかどうか」という最も重要な尺度から見れば、どっちもどっちです。

結局のところ、国政に対する失望を増大させただけという結果になりました。
つまり、国会議員が全員負けたということです。

私は、「選挙制度を改正すること」「指導的立場の方々を中心に『政治家にいったい何を求め、何を基準に政治家を選ぶのか』という国民的な議論をすること」の二つを行わない限り、解散総選挙を何度やっても結果は同じことだと思います。

選挙区が小さくなったことと連動して、国会議員も小さくなりました。
いま、政治家らしい政治家、直近の問題をしっかり解決しながら、将来的なビジョンを描ける人物が少なくなったといわれています。政治家は夢を語るだけでは、それは寝言を言っているのと同じことです。今起きている問題、今抱えている課題をひとつずつしっかり解決してゆく能力こそ、国民に強く求められていると思います。

これから先、国政が心を入れ替えたように良くなることはあるのでしょうか?
私には・・・大きな疑問です。

この10年、あるいは20年、日本の政治は混乱しっぱなし、小さく小さくなりっぱなしです。
マスコミとともに批判したり煽ったりするのは簡単なことですが、それは結果として日本人全員が不幸になるだけのことです。私たちはそろそろこのことに気づかなければなりません。

私も地方議員の端くれとして、全力でがんばりたいという思いをさらに強くした一日でした。

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