滋賀1区(自民党) 大岡敏孝(おおおか としたか)

2014年11月の記事一覧

2014.11.23 (日)

選挙の準備

昨日、今日と、選挙の準備に追われながら、あらかじめ入っていた予定をこなしました。

まず、昨日のうちに選挙事務所への引っ越しを始めました。今日には電話も通り、机や椅子もそろい、ほぼ事務所らしくなりましたが、肝心のインターネットがまだです。インターネットが開通すれば、日常の事務所の機能をほぼ移すことができます。昔の選挙と今の選挙では、事務所に求められる機能も変わってきましたね。かつては、炊き出しをするための大きな炊事場が必須だったのですが、今はそういうことはやりません。かわりに、インターネットがないと、全く事務所としては機能しないものとなりました。

選挙資材の手配も進めています。ポスターとか、選挙公報とか、法定チラシとか、選挙はがきとか、街宣車とか。私の場合は、これまで地方議員をやっていて、自分の選挙も他人の応援も、それなりに選挙をやりなれているので段取り良く進めていますが、前回初当選組はみんな苦労してるんだろうと思います。

公職選挙法という法律があるので、これに違反しないように細心の注意をしなければなりません。まず、以前と違って、やたらと人を雇ったりできません。これは、基本的に、選挙にお金をかけないようにする仕組みで、要はお金持ちとそうでない人の条件をそろえようという主旨です。お金持ちが、めちゃくちゃ人を雇って動員してきたら、お金のない人は太刀打ちできないから、ということのようです。選挙期間中に報酬を払える人は、法律で制限されていて、運動員に対しては払えません。選挙運動は、ウグイスさんをのぞいては全員ボランティアでやるのが原則です。ポスター貼りや運転・運搬などの労務者には給料を払うことができますが、選挙運動はできないので、たとえばポスターを貼りに行っても、そこで有権者に声をかけてはならないので、その場で有権者に聞かれても無視して黙々と貼って、そそくさと退散しなければならないとか・・・いろいろ制約が厳しいのです。

日常的に私の秘書として雇用している者は例外となりますが、うちはそんなに秘書もたくさん雇えていないので、少人数で効率よく準備を進めてゆかなければなりません。

公職選挙法に対応するという点で、時間的に厳しいものもあります。それは、いま貼りだしている政党ポスターです。私の選挙区内の自民党掲示板に、大きな政党ポスターが貼ってあります。選挙の日時が決まったことで、突然現在は選挙の日から6カ月以内ということになりましたので、いま貼りだしているポスターを撤去するか、安倍総理のデカポスターなど、党首のポスターで上貼りしなければならないのです。徐々に6か月前を迎える参議院選挙や統一地方選挙なら対応は可能なのですが、衆議院選挙は突然6か月以内がやってくるので、大慌てでポスター対策をしなければなりません。現在、上貼りするための安倍総理のポスターを待っていますが、どうやら間に合わなさそうなので、できる範囲で撤去の依頼をかけています。しかし残念ながら手が足りないので、結果として少し残ってしまいそうです。選挙期間に入ると、こんどは「証紙」をはって掲示する私のデカポスターが出てきますので、もう説明するのもごちゃごちゃになってしまうのですが・・・なんとか古いものは撤去を進めなければなりませんので、支援者にしっかりと説明して、お願いして、やってゆきたいと思います。

この3連休で、なんとか8割がた準備を終わらせて、最後の週に仕上げをして、選挙戦に臨もうかと思っています。

今回の選挙は、新聞やテレビなどで各党の幹部の議論を聞いていると、やはり経済が主テーマなのだと思いますが、私としてはほかの議題についても、丁寧に説明し、有権者に判断していただくつもりでおります。それについては、次回以降のブログで書いてゆきたいと思います。

2014.11.21 (金)

衆議院解散

今日、衆議院が解散されました。

2年前の選挙で、地元の多くの有権者から国政を信託され、それからは全力疾走の2年間でした。

振り返ると、関係者のご支援のおかげで、また大津市議会、高島市議会、滋賀県議会としっかり連携できたおかげで、いくつもの仕事を形にすることができました。

大津のいわゆるいじめ自殺事件を受けて、いじめ防止法を制定しました。私もメンバーの一人として立案に参加し、大津市議会から情報提供やアドバイスを受けて、地元の声を活かした形で、いじめを防ぐための行政側の仕組みを定めた新しい法律をつくることができました。

高島市の悲願は、国道161号線を開通させることでした。政権を取ってすぐの補正予算から積極的に活動を展開し、浜大津市街地部分や小松拡幅、安曇川高架、マキノ交差点などを予算化してまいりました。民主党時代に止められてしまった公共事業を復活させることには批判もありましたが、この161号線は、命の道路であり、産業の道路であり、地域振興の道路であって、費用以上の効果があると確信していましたので、遠慮なく進めてきました。

また、この2年間は、大雨災害の多い2年間でもありました。大津や高島で多くの河川が氾濫し、その復旧には国が全面的に支援をしてきました。特に大きかったのが高島市の鴨川の被害でしたが、復旧はもとより、老朽化していた万年橋の架け替えまで予算化することができ、地元からはすごく喜んでいただきました。

ほかにも、大津市の消防艇の更新や、琵琶湖の藻を除去するための追加予算、滋賀労働局の新設など、地域の声を聞き、それを形にすることができたと思っています。

そうした中、安倍総理は衆議院の解散を決断されました。

野党やマスコミからは、大義がないとか、時期がおかしいとか、費用がムダだとか、多くの批判をいただいています。

しかし私は、客観的に見て、良い時期の選挙だと思います。理由は二つです。一つは、経済の状況です。これまで自民党・公明党連立政権として進めてきた経済政策ですが、今年の3月までは予想を超えて成長してきましたが、4月に消費税を上げたことで、4月~6月、7月~9月がともにマイナス成長となりました。つまり、経済成長の状況が踊り場に入ったということです。絶好調の時に選挙をやるのなら批判されても仕方ないかもしれませんが、課題も見えた今ですから、しっかりと国民に説明し、その審判を仰ぐことで政治が体力をつけ、もう一度経済成長に向けてアクセルを踏み込んでいく、というのは、民主主義の点からもかなり意味のある選挙だと思います。

二点目は、時期です。このタイミングというのは、前回の民主党の解散もそうでしたが、選挙で聞いた民意を、来年の予算編成にも、税制にも反映できる、絶好のタイミングです。私たちが政権を回復した時は、思い切って大型補正予算を組んだことで、公約の反映も民意の反映も、さらにスピード感を持って実現できたのです。時期の点でも、来年度予算や税制の直前ですから、選挙に伴うロスを最小にできるちょうど良いタイミングだと思っています。

国会を去るときに、自民党・地方創成本部長の河村建夫議員からお誘いをいただき、トイレ掃除をしてきました。2年間お世話になったトイレを素手で掃除をするのですが、これがやり始めると、結構真剣になります。1時間みっちり磨きましたので、文字どおりぴかぴかになりました。素手で確認しながら磨くので、水垢などが沈殿して段差になっていることに気付きました。

立つ鳥あとを濁さず、と言って掃除をしたものの、もう一度戻ってきたいと思っています。

12月14日まで、本当の電撃戦です。短期決戦の場合は、日常の活動をどれだけやってきたかが問われます。この2年間の私の通信簿を、選挙区の皆様につけていただくんだという思いで、えりを正して、選挙戦に臨みたいと思います。

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