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衆議院解散

今日、衆議院が解散されました。

2年前の選挙で、地元の多くの有権者から国政を信託され、それからは全力疾走の2年間でした。

振り返ると、関係者のご支援のおかげで、また大津市議会、高島市議会、滋賀県議会としっかり連携できたおかげで、いくつもの仕事を形にすることができました。

大津のいわゆるいじめ自殺事件を受けて、いじめ防止法を制定しました。私もメンバーの一人として立案に参加し、大津市議会から情報提供やアドバイスを受けて、地元の声を活かした形で、いじめを防ぐための行政側の仕組みを定めた新しい法律をつくることができました。

高島市の悲願は、国道161号線を開通させることでした。政権を取ってすぐの補正予算から積極的に活動を展開し、浜大津市街地部分や小松拡幅、安曇川高架、マキノ交差点などを予算化してまいりました。民主党時代に止められてしまった公共事業を復活させることには批判もありましたが、この161号線は、命の道路であり、産業の道路であり、地域振興の道路であって、費用以上の効果があると確信していましたので、遠慮なく進めてきました。

また、この2年間は、大雨災害の多い2年間でもありました。大津や高島で多くの河川が氾濫し、その復旧には国が全面的に支援をしてきました。特に大きかったのが高島市の鴨川の被害でしたが、復旧はもとより、老朽化していた万年橋の架け替えまで予算化することができ、地元からはすごく喜んでいただきました。

ほかにも、大津市の消防艇の更新や、琵琶湖の藻を除去するための追加予算、滋賀労働局の新設など、地域の声を聞き、それを形にすることができたと思っています。

そうした中、安倍総理は衆議院の解散を決断されました。

野党やマスコミからは、大義がないとか、時期がおかしいとか、費用がムダだとか、多くの批判をいただいています。

しかし私は、客観的に見て、良い時期の選挙だと思います。理由は二つです。一つは、経済の状況です。これまで自民党・公明党連立政権として進めてきた経済政策ですが、今年の3月までは予想を超えて成長してきましたが、4月に消費税を上げたことで、4月~6月、7月~9月がともにマイナス成長となりました。つまり、経済成長の状況が踊り場に入ったということです。絶好調の時に選挙をやるのなら批判されても仕方ないかもしれませんが、課題も見えた今ですから、しっかりと国民に説明し、その審判を仰ぐことで政治が体力をつけ、もう一度経済成長に向けてアクセルを踏み込んでいく、というのは、民主主義の点からもかなり意味のある選挙だと思います。

二点目は、時期です。このタイミングというのは、前回の民主党の解散もそうでしたが、選挙で聞いた民意を、来年の予算編成にも、税制にも反映できる、絶好のタイミングです。私たちが政権を回復した時は、思い切って大型補正予算を組んだことで、公約の反映も民意の反映も、さらにスピード感を持って実現できたのです。時期の点でも、来年度予算や税制の直前ですから、選挙に伴うロスを最小にできるちょうど良いタイミングだと思っています。

国会を去るときに、自民党・地方創成本部長の河村建夫議員からお誘いをいただき、トイレ掃除をしてきました。2年間お世話になったトイレを素手で掃除をするのですが、これがやり始めると、結構真剣になります。1時間みっちり磨きましたので、文字どおりぴかぴかになりました。素手で確認しながら磨くので、水垢などが沈殿して段差になっていることに気付きました。

立つ鳥あとを濁さず、と言って掃除をしたものの、もう一度戻ってきたいと思っています。

12月14日まで、本当の電撃戦です。短期決戦の場合は、日常の活動をどれだけやってきたかが問われます。この2年間の私の通信簿を、選挙区の皆様につけていただくんだという思いで、えりを正して、選挙戦に臨みたいと思います。