大岡敏孝 Official Site

Government Policy政策

決意

いまこそ新しい政治を作る決意

いま日本の政治は危機を迎えています。

私たち自民党は、政治資金の問題をきっかけに、問題を解決する能力や責任を明確にする覚悟が無いのではないか、と疑われています。一方で、野党の皆さまに対しても、ミスや失言の追及で大騒ぎした挙句、ブーメランで自滅するパターンを繰り返し、政権を任せるには足らないと国民に思われています。

少子高齢化と人口の減少、国富を稼ぎ出せる産業力の低下、国力・民力を支えてきた人材力・教育力の低下など、20年以上前から言われてきた我が国の課題は、いったい誰が解決できるのか。どの党なら、日本の命運を託すことができるのか、国民の漂流を感じます。

国難襲来す。

これは、江戸時代の末期、黒船が襲来したときに水戸の政治家・藤田東湖が長州の吉田松陰に宛てた手紙の書きだしです。あれから150年以上が過ぎた今、「長い眠りから目を覚ませ!」と当時の志士たちの声が聞こえてきます。

藤田の手紙はこう続きます。「国家の大事といえど、深慮するにたらず。深慮すべきは、人心の正気に足らざるにあり。」国民、そしてその代表者である議員こそが、正気を取り戻し、覚悟をもって今の国難にあたらなければなりません。

長く続いたデフレが局面を変え、異次元の金融緩和の副作用が目立つようになりました。円安と物価高、そして賃金安と投資先の減少という構造的な課題に立ち向かわなければなりません。粘り強く働く力、学ぶ力、発想する力を失いつつある日本人の力を取り戻さなければなりません。いつしか給付を求めるばかりになってしまった社会保障を立て直さなければなりません。何を変え、何を守るのか。何を守るために、何を変えなければならないのか。国民に本当のことを伝え、誠意ある議論をする政治をつくりたい。私は、「変えてゆく勇気と、変えずに守り抜く冷静さ」の二つを備え、政治改革に取り組む決意をここにお誓いします。

国民に対して言うべきことを言える政治を作るには、政治への強い信頼が必要です。派閥のパーティー券問題に端を発した政治不信は、いまだ収束のめどが立ちません。政治資金については、外国勢力もそれをチェックすることができる以上、我が国のどの政党であろうと一定の公開性と一定の秘匿性が必要です。一方で、すべての収入と支出について、国民に代わり専門家が監査することも必要です。かつて35年前、リクルート事件をきっかけに私たちの先輩議員は強い危機感と決意のもと、政治改革大綱をまとめました。しかしながら、喉元を過ぎればそれは空文化され、今まで守られることなく、放っておかれたことも明らかになりました。この時の原点に立ち戻り、国会改革や内閣のあり方の改革、公務員改革まで踏み込んだ、大きな視点からの真の政治改革を議論し、実行する決意です。平成の30年間で変えることができなかった、古い昭和の政治を、この令和の時代に思い切って変えてゆかなければなりません。

「それでも、あんたらしかおらんのやから。」

多くの人からそう声をかけられ、涙が出る思いです。かならず政治を変えてゆく。任せてもらえる政治を作ってゆく。クリーンで若々しい政治をつくり、もう一度世界のトップを走る日本、世界中の人々が日本人になりたいと憧れるような日本を作りたい。この思いにまっすぐ行動します。

滋賀で生まれ、近江源氏佐々木氏の流れを継ぐ伊庭貞剛氏は、住友グループを作り上げ中興の祖となった人物です。彼は58歳の時に、「事業の進歩発展に最も害するものは、青年の過失ではなくして、老人の跋扈である。」と言い残し、大津の石山で隠居しました。私も間もなくその年齢を迎えます。私には58歳でやるべきことを成し遂げる能力はないのですが、日本を老人中心の政治から若々しい政治に変革したい、若者にどんどんチャンスが回ってくる世の中にしたい、このことだけはやり遂げたいと思っています。

「捨て身でやりぬく!」

皆さまとのお約束です。引き続き、温かく厳しいご指導を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

衆議院議員 大岡としたか

大岡としたかの日本を立て直す 近江八計 大岡としたかの日本を立て直す 近江八計

  • 第一計

    日本政府を経営体としてとらえ、ムダ予算の削減と戦略的な投資を進める。危機や有事に備え、国の財政力を回復する。

  • 第二計

    公平・合理的で、不正を許さない社会保障制度に改正する。現役世代の所得を増やし、少子化に歯止めをかける。

  • 第三計

    不安定化が増す国際社会のなかで日本が役割を果たせるよう、経済的外交力を強化し、自衛隊の装備や活動を充実させる。

  • 第四計

    大学改革を起点として、行き過ぎた偏差値偏重教育を改める。子ども一人一人の能力を見つけて伸ばす教育を作る。

  • 第五計

    国土利用のあり方を見直し、合理的な都市づくり、生産性の高い農地の確保、効率的な輸送・移動のためのインフラ整備を進める。

  • 第六計

    東京への人口と財源の一極集中を見直し、地方が独自性を発揮できる、多様性のある地方自治・地域づくりを進める。

  • 第七計

    日本独自の自然や生き物、文化を守る。脱炭素・デジタル・データの時代に勝ち残れる産業をしっかりと育成する。

  • 第八計

    国会改革を徹底して、中身とスピードがある国会を作る。公務員はやる気と実力を評価し、昇進・降格などを公平・公正に行う。