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里山やら自衛隊やら

今週末はいろいろ行事がたてこんでいました。

昨日は、まず地元の里山の収穫祭に行きました。ここは椎の木谷といって、とみつかの真ん中(地理的に)と言ってもいいところに、豊かな自然が残っているのです。

その日も雨上がりだったので、まるで深い森にいるかのような木々の青いにおいと、高い湿度に囲まれていました。ここでは、元市議の先生が最近田んぼを開墾されて、そこで取れたお米のおにぎりや、椎の木や名物の荏胡麻(えごま)のおだんごなどをいただきました。

地域の環境を守ると言う事は誰にでも言えるのですが、田んぼを作ったり、お団子を作ったりという知恵は地域活動をしないと守れません。もうすでに私たちの 世代は、お米はスーパーで買うものになっていて(私は幸い、ときどき故郷のお米を送ってもらっていますが)、いったいどうやって作るのか分からないと言う のが現状です。日本人の主食についてもこんな次第ですから、他の物はもっとです。

こうしたことは、学校教育のみに頼ることはできません。さいわい、この富塚では、年配の方々がそうした事を教えてくださる学校がいくつかあります。私の子 どもたちも学んでいます。まずは浜松の各地に、そしていずれは静岡県全域に、環境を守り、日本人が昔からしてきた農業はなんなのか、食に関する営みはどう やるのか、そういうことを基礎基本として学べる場所を作りたいと思っています。

それから、自衛隊のエアフェスタに行きました。この日は雨だったので、いつもより観客数は少なく思いました。
少し前に、F-15の燃料タンク落下事故があったせいで、例のシロウト防衛大臣がF-15そのものの飛行を禁止しましたので・・・展示のみで終わりまし た。まあしかし・・・燃料タンクを装備しない機体まで飛行禁止というのは、行き過ぎだと思います。消防車のはしごが壊れたら、そのはしごを積んでいる消防 車を全部走行禁止にするのでしょうか?

もちろん原因究明と再発防止、徹底した全数検査は必要ですが、防衛機材は緊急車両と同じです。万が一に備えて装備しているものですから、たゆまない訓練が 必要です。むかしからいう、「百年兵を鍛えて、その一日に備える」というものです。シロウト大臣とか元水着ギャル大臣など、いい加減にしていただきたいも のです。

自衛隊は、東日本大震災の出動などで、本当に大活躍でした。多くの日本人が強力な装備を持った防衛力の必要性を感じた事でしょう。他国の軍隊、特にリビア などのほぼ私的な軍隊と違い、自衛隊は自国民に銃口を向ける事はありません。むしろ、自分たちの命を顧みずに国民と国土の防衛にあたる訓練を受けていま す。

尖閣諸島での中国艦船との衝突事故、またその後発生した中国進出企業の日本人社員を拘束した問題をはじめ、東アジア情勢は不安定です。こうした時にこそ、政治の力が必要なので・・・本当にしっかりしてもらいたいと思います。