大岡敏孝 Official Site

12月議会閉会

12月議会が閉会しました。
主には政府の補正予算を受けての、県としての受け止めですが、
いくつか大事な議案がありました。

一番大きかったのは、雇用対策です。これは政府が60億円と
言う巨額の予算を付けてきたので、いただいた資金を有効に
使うために基金に積むことになりました。

そして私が最重要視して取り組んだのが、「子宮けいがん、ヒブ、
肺炎球菌」の3ワクチンの接種事業、そして緊急経済対策の中小
企業への融資枠の拡大です。

これらはまた改めて説明させていただきますが、いろいろと課題が
あり、県がどううまく取り組めるかで、生きた金にもなり、死んだ金に
もなると言う性質のものです。

民主党政府が迷走していることはいろいろ報道されていますが、
私たち県議会から見ていても、目に余るものがあります。
補正予算の出し方一つとっても、静岡県議会は議会途中の上程で
間に合いましたが、市町村議会によっては間に合わなかったところも
たくさんあります。そうすると、迅速に資金を使えないと言うことになり
ます。

政府が迷走したり、地方がどういう運営をしているかを良くご存じ
ない中で政策を進めてきたときには、「中間管理職」である県の
技量で政策の効果が大きく変わってきます。
これまで「不要論」まで叫ばれていた県ですが、こういう状況に
なると、とたんに中間自治体である県の役割が大きくなることを
実感した12月議会でもありました。

特に年末は経済問題が緊迫することも予想されますので、閉会
中も油断なく取り組みたいと思います。