今年もありがとうございました。
いよいよ2010年も終わりですね。
今年はいろんなことがありました。
何があったかは、新聞やテレビでいろいろやっているので、私も
思い出しながら、これからに生かせる教訓はないかと考えている
ところです。誰しも失敗はあるので、私たちは他人の失敗を見て
教訓に生かさなければならないと思っています。
政治的には、鳩山政権が崩壊し、菅政権になりましたが、相変わ
らず低空飛行な感じですね。支持率がどうのこうのとマスコミに踊ら
されるべきではないと思いますが、一方で世の中からの人物や
政策に対する支持は、確実になくなっていると思います。残念ながら、
政治は信頼されてナンボです。もちろんすべての層に信頼される
必要はないと思います。特に大事なのは、「わかっている層」というか、
それなりの立場にある方々の層からの信頼だと思います。
それは、お金持ちとか、会社のえらいさんという意味ではなく、そういう
人たちも含めて、ボランティアのリーダーだとか、あの人は筋の通った
ことを言うという評価を受けている人だとか、あるいは政治をずっと見て
きた官僚やお役人さんも含めて、「いろいろわかっている人たち」からの
信頼という意味です。
これまで自民党政権は、いわゆる一般大衆の支持はそんなに高く
ありませんでしたが、この層の信頼が続いていたので、長期政権に
なりました。しかし今や菅政権は全部なくしているので・・・いったい
いつまでもつのやら、と思っています。
一方で、このことで地方政治の重要性は一気に増しました。
県は、確かに中間管理職です。
しかし国がブレまくって、迷走を重ねているときに、この中間管理職が
どう動くかで地域の活力が決まると思います。そういう意味で、今年は
県の重要性に気づいた年、またいろいろ試された年でもあったと思い
ます。
来年は選挙になります。
私もこれまで、「地方政治は政党の離合集散に振り回されるべきでは
ない。国がどれだけブレようと、地方政治はブレずに地域のための投
資をするべきだ」といい続けてきましたが・・・これまでは「自民党がいい」
だの、「民主党がいい」だのという「国政の風」が地方政治にも波及して
いましたが、今このような状況になって、あらためていろんな方から
ご評価をいただけるようになりました。
私はいつまでも、政治は「人物本位、政策本位」が最初にあって、
それが「政党」につながってくるものだと思っています。
しかし今は、「政党がブレまくる」、「人物は問われずに、政党の風で
当選が決まる」、「政党が離合集散をくりかえす」という、三重苦の
でたらめな状態が続いています。
この最悪三重苦状態を突破するのは、やはり原点である「人物本位、
政策本位で政治家を選ぶ」ということに立ち返るしかないと思ってい
ます。
来年はそういう意味で、私が試される年になりますが、私自身は
これまでどおり、「ブレずに、政策を有権者にぶつけて、その約束を
ひとつずつ実現する」という手法でがんばりたいと思います。
今年も大晦日街頭演説をやりたいと思います。
今年一年、本当にお世話になりました。
また来年もがんばりますので、どうか皆様のお力をお貸しください。
皆様も、良いお年をお迎えください。