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物資を海路で

今日の静岡県の対応は、以下の通りです。

1.なかなか現場に届かない物資について、県及び県内市町村からの物資を海上自衛隊の協力のもと、海路で運ぶことにしました。毛布や食料、水などを運びます。無事についてくれることを願っています。
2.浜松の消防ヘリをいったん戻し、県の防災ヘリを派遣しました。
3.生存者の健康管理のため、保健師を派遣します。

政府関係者も含め、だんだんと疲れが出てきています。今が踏ん張りどころですが、これは長丁場になりますので、我々も健康管理をしっかりしながら対応したいと思います。

県内企業関係でも、東北地方で多くの被害が出ています。多くの企業が操業停止し、被害の現状調査を進めているようです。こういうときは焦らず、大事を取りながら、どんな状況になっても対応できるようにしておきたいものです。

それと、皆さんが気がかりになっている福島の原子力発電所についてです。
原子力発電所は、「止める」「冷やす」「閉じ込める」という三段階で安全を確保しています。

今回の地震で、福島第一第二の原発は、「止める」ことはできました。すべて、制御棒が機能し、確実に止まっています。

問題は、そのあとの「冷やす」に失敗したことです。予備電源が故障したり、ポンプが故障したり、燃料を入れ忘れたりと、全く信じられないミスを連発しています。東京電力は中越地震の時に、柏崎刈羽で何を学習したのでしょうか?

「閉じ込める」の機能を担う格納容器は、5~6センチの鉄板と2メートルほどのコンクリートの塊です。私も柏崎刈羽の格納容器の中をのぞきましたが、そのとてつもない装甲に驚いたものです。
しかし、私は原子力の破壊力を知りません。あれで十分なのか・・・それについては分かりません。

いずれにしても、予断を許さない状態が続いていますが、少なくとも浜松市および静岡県が直接影響を受けることはないので、皆さんには冷静な対応をお願いしたいと思います。

しかしそうした中・・・浜松地域でも電池や水、予備食料などの物資がなくなってきているようです。
もちろん適切な備蓄は各家庭にお願いしたいと思いますが、過剰な反応は控えていただければと思います。

で、これを書いているうちに、富士山の下あたりで地震が発生しました。
富士宮は震度6強とのことですので・・・少し心配です。
浜松は少し揺れましたが、たいしたことはありませんでした。

しばらくすれば状況が分かると思います。
皆様には、テレビやラジオで最新の情報を取っていただいて、あせらず対応していただければと思います。