新しい年を迎えて
平成28年の新春を迎えました。皆様それぞれ、今年の目標を立てられたことだと思います。時間は連続的に流れていますが、お正月という良い節目を作って、リセットしたりリフレッシュしたり、昨年の失敗を反省して新しい目標を立てるのは、日本人の知恵だと思います。
私はこの平成28年は、昨年10月に拝命した「財務大臣政務官」という仕事をきっちりとやり抜く一年にしたいと思います。財務省は政府全体の中では背骨にあたる仕事を担当しています。日本全体の予算、さまざまな税金、TPPで注目された関税、国有財産、為替や経済協力などの国際部門、そして皆様に身近で重要な各税務署など、どれも重要で、今後政治家として歩を進めるうえで知識を蓄え自分の力に変えてゆかなければならない分野ばかりです。
「国のため、国民のため」と自分に言い聞かせながら政務官の仕事に打ち込んでいる間は、なかなか地元にも帰ることができず、地元の皆様にはご心配やご負担をおかけしますが、どうかご理解いただき、あたたかくお支え頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。
さて、今年は1月4日から国会が始まりました。この国会を通じて、政務官の努力が試されます。初日に補正予算案を提出しました。この審議に始まり、平成28年度の当初予算、税制改正、TPPに関する関税法など、国会での説明や調整に奔走して、スムーズで深さのある審議と期限内での成立をめざして全力を尽くします。
6日には各党の代表質問がありました。選挙の年だからか、国会の冒頭からなにやら戦闘モードで、各党の幹部と総理の議論は白熱したものとなりました。マスコミなどでも賛否両論、いろいろな評価があるようですが、私は棒読み質問・棒読み答弁よりも、政治家が自分の言葉で議論することは、衆議院本会議にも必要なことだと思っています。時にエキサイトするにしても、生の言葉で、生の意見や主張をぶつけ合う、言論の武道のようなやりとりこそ、本音のわかる、国民にとって見ごたえのある国会だと思いますので、良かったと思いました。
また今年は、参議院選挙の年です。滋賀県では、一昨年の知事選挙でお世話になり、惜しくも三日月知事に敗れてしまった「こやり隆史」さんを公認しました。こやりさんは、経済産業省の出身で、中小企業政策やエネルギー問題、輸出入や貿易にも精通しておられ、滋賀県にとっても、国にとっても最重要の人材です。さらに滋賀県の力を増し、滋賀県から国政を動かしてゆくためにも、「こやり隆史」さんに皆様のお力を与えていただきたいと思います。
正月早々に始まった国会、そしてそのまま参議院選挙と、息つく暇もない今年の前半ですが、まずは参議院選挙まではぶっ通しで走り抜きたいと思いますので、引き続きのご指導とご支援をよろしくお願い申し上げます。