参議院選挙を終えて
忙しさにかまけて、しばらくブログをご無沙汰しておりました。失礼しました。
さて、参議院選挙が終わりました。私たち自民党が満を持して公認した「こやり隆史」さんが、多くの県民のご支持をいただいて、当選することができました。これから、衆議院議員と参議院議員、そして私たちと連携してくださっている県議会議員、市議会議員の皆様の力を借りて、選挙期間に皆様とお約束したことをひとつずつ実現できるよう、全力で働いてまいります。
こやりさんは、前に落選した県知事選挙から2年、よく頑張りぬかれたと思います。県内の各地域との関係を保ちながら、落選期間を耐え抜かれたことで、2年間で一回りも二回りも大きくなられたと感じました。また、選挙期間が近づくと、私たちが組んだ激務の日程をよくこなしていただきました。参議院は衆議院と違って、選挙の下準備から考えると期間が長く、また全県が選挙区と移動範囲が広いため、体力がものをいいます。こやりさんは、ヘトヘトになりながらも、ゴールを目指して全力疾走されました。この集中力はものすごいと感じました。
今回の選挙では、私が支部長を務めている大津市・高島市ともに、素晴らしい得票でした。大津市では1万2000票ほどの差をつけていただきましたし、高島市は県内で最高の得票率でした。これらの結果は、市議会議員、県議会議員の皆様をはじめ、地域の代表者や団体の皆様、各企業でご支援いただいている皆様に、本当に多くの応援をしていただいたことによります。また、普段は、自民党支持とも言い切れない、あるいは安倍政権支持と言い切れない方々にも応援に入っていただきました。そういう点では、私たちの支持層に広がりが出てきたということであり、オール滋賀県での応援体制に近づいたのではないかと思っています。私は、政治は常に、多くの国民を受け止める姿勢から始めなければならないと思っています。あまり、排除の論理や思想や組織の純化路線はとらないほうが良いというのが私の考えです。そういう点では、今回は一歩前進して、支持の広がりのきっかけをつかめたのではないかと思っています。
一方で、林久美子さんも、よく頑張られたと思います。最終日には声が出ないほどになっておられ、全力で頑張られたことがうかがえました。特に、教育や子育ての政策を熱心に訴えておられたようで、お母さま方から非常にわかりやすくて、具体的で、良かったという声を聞きました。街頭などで自分の思いを国民に伝える、これが選挙の原点です。選挙戦が、ともすれば国民に関係のない、陣営の内部の都合や自己満足に陥りがちな中、原点である国民に思いを伝えることを重視して活動されたことは、私たちも見習わなければならないと思いました。これまで現職の参議院議員として、教育や子育て支援には熱心に取り組んでこられました。私も教育や子育て、子供政策に関する超党派の議員連盟ではご一緒することが多く、よく現場を知っていると感じました。これからも、これまでのご経験からのご意見を聞かせていただきたいと思っています。
この選挙に入る前、私たちは大きな危機感を持っていました。それは、民進党と共産党が選挙で協力することを表明したからです。私の選挙区で考えても、前の衆議院選挙で仮に民主・共産が一本化していたら・・・私は1万3000票もの差で負けることになります。それが今回、1万2000票差で勝つことができたので、少なくとも私の選挙区については、民進党・共産党の一本化効果は限定的だったのかな、と思います。
一方で、全国的にみると、東北では6県のうち5県で民進党・共産党に負けてしまいました。他にも、新潟、山梨、長野、三重、大分という、もともと激戦が予想されていたところでは、競り負けてしまいました。したがって、日本全体として見たときには、民進党・共産党の一本化は、大きな効果を出したということだと思います。今後、この流れが続くのかどうかはわかりませんが、次の衆議院選挙に向けてしっかりと脇を締めてゆかなければならないと思っています。
国民の支持を確かなものにするためには、特に与党である私たちは、しっかりと仕事をすることだと思っています。国の様々な改革を前に進め、時には国民の耳に心地よくない事でも、言うべきことをしっかりと説明する。負担をお願いするべきはお願いしてゆく。また、地元については、市議会や市長、県議会や県知事の意見を良く聞いて、力を合わせて街づくりや教育、福祉や安全対策をすすめてゆく。政治家の仕事は、国民の皆様、地域の皆様は良く見ておられてると思っています。しっかりと評価をされる仕事をして、政治への信頼を取り戻して参りたいと思います。
選挙のあとのお礼は、法律で禁止されておりますので、感謝と共に活動報告させていただくことで、ご理解と引き続きのご支援をお願いしたいと思います。
また、皆様の参考になればと思い、今回の参議院選挙の結果表を添付しておきます。