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消防出初式

昨日は消防の出初式に出席しました。

これは、浜松市の消防局と、地域の消防団が年初めの行事としてやっているもので、表彰や装備品の展示が行われています。私は式典の

ほうに出席して、子どもたちは装備品や放水の見学というのが、いつものパターンです(笑)。

消防はこれまで市町村が第一義的に担ってきましたが、昨今の装備の充実化や高度化、救命救急の重要性が高まったことで拠点病院との

連携が必要になったことなどを受けて、「消防の広域化」が言われるようになり、 県の役割が非常に高まってきました。

消防の広域化を進める上で、まず基礎になるのは県をどんな地域割にするかということです。ここで失敗すると、その後もずっと尾を引いて

しまうので、慎重な議論が必要です。

当初は、県西部地域は、浜松・湖西だけでなく磐田や袋井などの中東遠も含まれていました。しかし私は、こと消防・救急搬送に関しては、

天竜川が大きな障害になると考えました。それは最悪の事態である地震を想定する必要があるからです。

経済活動などは平常時を前提にしています。天竜川には十分な橋があるため、川を挟んだ二つの地域が交流することには、なんの障害もありません。しかし、消防の広域化は緊急時を前提にする必要があります。そうすると、地震で天竜川の橋が数本落ちてしまった場合どうするか、と考えると、橋をまたいで一つの消防本部にした場合、大きな混乱が予想されます。したがって、私は天竜川で地域を分けるべきだと主張しています。

今後具体的な議論になってきますが、こうしたことには市議会議員の経験が生きています。現場のイメージがわくので、県での大きな議論を具体的な部分を想定しながら進めることができます。これは、市議を経験して本当によかったと思っています。

県民・市民の安全を守るために、本当に重要な議論ですので、一生懸命やってまいりたいと思います。