石巻に炊き出し
先日、石巻に浜松餃子の炊き出しに行ってきました。
これで東北入りは3度目となります。
被災地の様子は、がれきの撤去や仮設住宅の建設が進んでいるところと、そうではないところの差がだんだん出てきた感じですね。もちろんこれは地形的な違いもありますが、役所や公務員が流されいるかどうかの違いや、県の支援体制の濃淡が出ていると感じます。
今回は避難所になっているある小学校で行ったのですが、皆さん本当に喜んでくださいました。
地震が来てから、はじめて温かい餃子を食べたとのこと。毎日お弁当が支給されているのですが、もう飽きて来ているんですね。また、日本一おいしい魚が取れるところなのに、冷蔵設備や保存の関係から、お刺身などは支給されないそうです。それもつらいんでしょうね。
たくさん餃子を焼きましたので、だいぶ腕が上がりました。
今ならすごくおいしい浜松餃子をふるまう自信があります(笑)。
今回の地震に対して、私は被災地のためのみならず、静岡県のために何度も足を運ぼうと思っています。静岡県は東海地震の危険が言われ続けており、「明日は我が身」です。
地震や津波そのものは防げないかもしれません。しかしその後の対応は、間違いのないようにできるはずです。1カ月たったら住民ニーズはどうなるのか、2か月たったらどう変わるのか、3ヶ月経ったらどういう問題が発生するのか、これらは現地に行って体で感じない限りわかりません。その勉強をしっかりやっておこうと思っています。
そして、静岡県にフィードバックする。これは政治の最重要の仕事です。
私も震災後、多くの方から「政治の重要性、能力・人間力の高い政治家を選んでおく重要性を痛感しました」という声を耳にします。
民主主義ですから、皆さんが選んだ人が政治をやるのですが、これまで平和な時期は「政治家に求める能力」なんてあまり言われませんでした。それよりも二大政党のどちらがいいか、政権交代の是非など、うわっつらの薄っぺらい議論しかなかったのです。
その結果、小泉チルドレンがたくさん生まれたり、小沢チルドレンがたくさん生まれたり。
こんなことなら、何回解散・総選挙をやっても、何回政権交代しても、同じ事です。
今になって、多くの国民の皆様は「政治家に何を求めるのか」を意識し始めたのではないでしょうか。
私もそうした疑問というか、期待というか、課題というか・・・人間力と政策力を磨いて、皆様から託してもらえるよう、努力を重ねたいと思います。
これからも「現場主義」「人間力・政策力勝負」でがんばります!