滋賀1区(自民党) 大岡敏孝(おおおか としたか)
2021年09月09日 (木)

『地域の皆様と語る会』Zoomご案内

現在週末に、地域のお声をお聞きする活動を続けてさせていただております。
滋賀県も緊急緊急事態宣言が9月末まで延長となり、不要不急の外出自粛をお願いするなか、
各会場から同時にzoomを使って配信をさせていただきます。
zoomにてご参加いただける方は、
info@oooka.com までご連絡をいただきますようお願い申し上げます。
折り返しミーティングID などをご連絡させていただきます。
①お名前
②メールアドレス
③緊急連絡先
④参加希望会場、時間
を開催日前日18:00までにお願いいたします。
ご不明な点は

 

大岡敏孝事務所 ℡077-526-7636 までご連絡いただきますようお願いいたします。

          
タグ: カテゴリー:活動報告
2021年09月01日 (水)

アストラゼネカワクチンを接種

今日、アストラゼネカ製ワクチンの副反応などを調査するコホート調査に参加することにしたので、順天堂大学に行って、アストラゼネカのバキスゼブリアというワクチンを接種してきました。

今回の新型コロナワクチンはそもそも、我が国はファイザー、モデルナとあわせて、アストラゼネカ製のワクチンも承認していました。しかしその後、ヨーロッパにおいて「血栓ができやすい」との報告があり、一部の国が使用を止めたこともあって、日本でも一般に接種を広げずにいたのです。日本国内で製造され、今年は1億回分以上調達する予定のワクチンが、使われずに放っておくわけにいかないので、広く国民に広げる前に副反応などの調査をする、ということになったようです。

私も年齢的に接種時期が来ておらず、ワクチンを打っていない状態でしたので、何らかのお役に立てればということで、今回のコホート調査に参加することにしました。しかしすでに報道されていますが、都市部において、中年・若年の需要に対してワクチン不足が顕著になり、調査結果が出る前に東京や大阪には出荷することになりました。このあたり、段取りがちぐはぐになっている面があり、今後改善が必要ですね。むしろ今からだと、それぞれ別の種類のワクチンを1回ずつ交互に打つ「交差接種」のコホート調査に切り替えたほうがよさそうですね。それは担当にしっかりと提案しておきます。

コホート調査は全国7か所の機関が指定され、私は最も先行している順天堂大学の1組目でした。順天堂では500人の調査を予定しているとのこと。西日本では、神戸と熊本の2か所となりますので、ひょっとしたら滋賀県民でアストラゼネカを打つのは私が初めてかもしれません。1週間は毎日、腫れや副反応の状況を記録し、万が一(実際には100万に8件くらいのようです)血栓が出来たとき(脳の血栓、つまり脳梗塞などはどの程度自覚できるのかわかりませんが・・・)はすぐに窓口に連絡することになります。

いま、日本は猛烈なスピードでワクチン接種を進めて下さっています。これはまさに日本の「現場力」で、平日も土日もワクチン接種をしてくださっている医療関係の皆様のおかげです。また、一人一人がしっかりと予約し、正確に時間通りに行き、指示通り接種を進めるという、国民の協力のおかげです。先進国の中では出遅れたワクチン接種が、今は上位グループに迫る勢いとなってきました。このままのペースでいけば、10月末には希望者のほとんどの方に届けられるよう、国・県・市が連携して頑張ります。

一方で、若い女性の中には、ワクチンの体への影響、長期的な影響を心配する声があります。こうした相談を受けることもあります。その時には決まって、「不安な気持ちを持ちながらワクチンを打つのはやめてください。あくまで個人の判断で打つものです。一方で、ネット上などにはデマ情報も多いです。私たちは安全だと評価して承認していますが、これからも正確な情報を出すことに心がけますので、それを読んだり、すでに接種した人の話を聞いて、安心出来たら打ってください。嫌がる人に無理やり接種する、ということは全く考えていませんので。国民全員の分は用意しているので、いつでも、打ちたくなった時に申し込んでください。」と伝えています。そうすると、安心してくださいます。

確かに、ファイザーやモデルナといったメッセンジャーRNAワクチンは今回が初めて、アストラゼネカのウイルスベクターも初めてではないにせよ新しい技術です。したがって、今後5年、10年、20年となると影響はわかりません。ただし、世界各国も、コロナに感染するよりはワクチンを打ったほうがリスクが少ない、と評価して接種を進めています。政治が国民の命や健康を守る政策の柱の一つがワクチン政策で、これは「打つリスク」と「打たないリスク」を天秤にかけて評価しています。したがって、当然リスクはゼロではありません。打っても打たなくてもリスクはゼロになりません。これは、例えば移動するときに、車も電車も歩きもリスクはゼロではないし、エネルギーを得るにしても原発もソーラーも火力も風力もゼロリスクのものは無いのと同じことです。

この先、新型コロナが消えてなくなることはないと思います。だとすると、リスクが最小レベルになった時点で、その先はリスクを飲み込んで、社会活動、経済活動を再起動してゆかなければなりません。私は、この「社会・経済再起動」の道筋の提示は、近く行われる衆議院総選挙で国民の信を問う重要なテーマだと思っています。ワクチン接種の推進は、どの政権であろうと進めていた課題だと思いますが、社会・経済再起動、つまりいつごろからどのような手順で教育や福祉などの社会活動や、国民の暮らしそのものである経済活動を再起動し活性化するのか、という点は政党によって意見が異なり、さらには国民のご理解とご協力が不可欠だからです。国民が納得していない形で再起動しようとしても、絶対にうまくいかないからです。

いよいよ任期満了が近づいてきましたが、目先のことや党利党略にとらわれることなく、私たち新しい自民党は「国民政党である」との自覚をもって、国民と向き合い、国民と語り、その力をいただいて、政治を進めてまいります。引き続き、皆様のご意見を聞かせてくださいますよう、よろしくお願いいたします。

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2021年08月27日 (金)

地域で語る会ZOOM開催のお知らせ

現在週末に、地域のお声をお聞きする活動を続けてさせていただております。
本日より滋賀県下も、緊急事態宣言適用となり、不要不急の外出自粛をお願いするなか、
各会場から同時にzoomを使って配信をさせていただきます。
zoomにてご参加いただける方は、
info@oooka.com までご連絡をいただきますようお願い申し上げます。
折り返しミーティングID などをご連絡させていただきます。
ご不明な点は
大岡敏孝事務所 ℡077-572-7770 までご連絡いただきますようお願いいたします。

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2021年08月24日 (火)

駅頭@小野駅

こんばんは

今朝は小野駅にて駅頭させていただきました

本日はワクチン政策についてお話しさせていただきました

よく若い女性の方から「妊娠・出産に影響はないんでしょうか?」というご意見をいただきます

私たちも安全と判断したうえで認可をしていますが

ネットに流れている様々な情報に触れて不安に思っておられる方々もいらっしゃると思います

不安に思っている内は打たずに

いろんな情報を得たうえで

安心できたら接種していただきたいと思っております

私たちはしっかりと的確な情報を発信し

スムーズな接種体制を整えていきます

明日も頑張って参ります!

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2021年08月23日 (月)

8/21・22 大岡敏孝と語る会、子宮頸がんワクチンセミナー

こんにちは

先週末は「大岡敏孝と語る会」を開催させていただきました

21日は高島市にて6ヶ所

22日は大津市北部にて4ヶ所

地域の皆様がコロナ禍に抱える不安や不満、要望をお聞きしたいと思い

例年通り開催させていただきました

換気、手指・物品の消毒、ソーシャルディスタンスを取った席の配置

感染対策はしっかりと!

質疑応答では

「ワクチン接種の予約ができない。どうしたらいい?」

「東京や大阪など感染者が多い地域は報道されるのに、滋賀については報道されない」

「病床使用率が高まっている。ロックダウンを真剣に考えてほしい」

「コロナの影響で経済成長率はどのくらい下がったん?」

というコロナに関するご意見のほかに

「この間の雨で湖西線が止まった。風だけでなく雨対策も考えてほしい」

「湖岸道路をもっと緑豊かに整備してほしい」

「大岡さんから見た菅総理、二階幹事長はどんな人なのか」

「総裁選、次期衆院選はどうなるのか」

「外交や領土問題をどう考えているのか」

といった地元や政治に関するご意見、ご質問も出ました

会場間の移動中にも地域の方に呼び止めていただき

ご意見や励ましのお言葉をいただきました

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22日は子宮頸がんワクチンセミナーにも出席させていただきました

「子宮頸がんワクチンについて知っていただきたいこと」というテーマのもと

大阪大学より上田豊先生にお越しいただき

ご講演をいただきました

HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)デメリットが注目されがちですが

メリットにも目を向けていただけるよう

引き続きお訴えをしていきたいと思っています

明日も頑張って参ります!

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2021年08月21日 (土)

パラリンピックの開幕を目前にして

いよいよ、明々後日の9月24日からパラリンピックが開幕します。

私はこれまでから、オリンピックよりもむしろパラリンピックを応援し、議連にも入り、機会あるごとに推薦してきました。

私がパラリンピックを知ったのは、今から20年以上前、今回の東京パラリンピックの選手団長を務める河合純一選手との出会いでした。当時彼は、盲目でありながら人の何倍も努力を重ね、教師になることを目指していました。彼を支援していた大学の先輩からの紹介で、河合選手と会い、私も衝撃を受けたことを覚えています。

その後河合選手の努力は実り、晴れて地元の舞阪中学校の教師となったのですが、そこで終わらないのが河合先生のすごいところです。その後も努力を続けてパラリンピックに挑戦し続けて、合計6大会に出場し、金メダル5個を含むメダル21個の保持者となりました。

当時から、河合先生との思い出はたくさんあるのですが、忘れられないのが、「大岡先輩、パラリンピックって、どの役所が担当してるか知ってますか?文部科学省じゃないですよ。厚生労働省ですよ。これ、国は、障害者のリハビリの一部としか見てないんですよ。これから先、障害を持って生まれてきても、希望を捨てずにスポーツにチャレンジする子供たちのために、こういう国の政治を変えたいんです。」という言葉です。

彼はその言葉にまっすぐに、当時「改革政党」として注目されていた「みんなの党」から立候補します。私は当時、政党には所属せず、無所属議員のまま選対本部長を務めることになりました。私の力不足もあり、残念ながら当選させることはできませんでしたが、河合先生の「底抜けの体力」や、気迫のこもった演説、触れ合うことさえできれば多くの人を魅了する「実現すると信じている夢」に、心の底から驚かされました。あわせて、挑戦する力、心の強さに感銘を受け、これがパラリンピックアスリートなんだ、と感銘御受けたことを覚えています。

その時から、パラリンピックに注目し、応援するようになりました。いまや、河合先生の夢の一つである、「パラリンピックを名実ともにスポーツにする」という政策は、今の所管がスポーツ庁になったことで実現しています。しかし、オリンピックの付属品ではなく、資金でも運営でも独立する、ということは道半ばです。河合選手団長には、引き続き夢に向かって突き進んでもらいたいと思っています。

さて、東京パラリンピックですが、オリンピックの閉会式が「お祭り」だったこともあってか、なにか「祭りのあと」のような雰囲気です。それに重ねて、コロナの感染者が拡大したことで、残念なことに、パラリンピックは全会場無観客となってしまいました。パラリンピックの場合は、オリンピックと違って、会場は東京都、埼玉県、千葉県、それと静岡県です。オリンピックは「復興五輪」ということで福島県や宮城県が会場になっていましたが、パラリンピックは福島などの会場はなく、「復興パラ」ではないようです。この点も少し残念です。

私はこれまでから、何とかパラリンピックだけでも、他のスポーツイベントと同じように、一定のルールで観客を入れていただきたいと訴えてきました。しかし残念ながら、それは叶いませんでした。希望をつないだ静岡もダメになってしまいました。

そうした中、東京都は小中学生、高校生を対象に、パラリンピック観戦を進めると発表。教育委員会が反対したこともあって、賛否両論が渦巻いていますが、私はこの都知事の方針に賛成です。千葉県や埼玉県も観戦させるようです。静岡県も観戦を進めると発表しましたが、残念ながら全校辞退したとのこと。生真面目な静岡県の県民性があらわれたのでしょうか。教育委員会は、子供の健康や、家族への影響も考えての判断だと思いますが、そこを考えたとしても私なら子供に見てもらい、感じてもらうことを優先すると思います。それは、それぞれの判断ですので、良いとか悪いとか言えませんが、私ならそう判断します。今回の4人の知事と同じ判断です。

パラリンピックアスリートは、確かにオリンピックと比べると、「世界一の運動神経」というわけではないかもしれません。しかし、確実に言えることは、世界一「心の強さ」「希望を持ち続ける強さ」を備えた選手だということです。遺伝や、病気や、事故で、自分の体の機能の一部を失った人たちです。失望もしたと思います。事故の人は、後悔もしたと思います。被害者であったり、場合によっては加害者でもあったりして、恨みや罪悪感に苦しんだ時期があったかもしれません。それでも、もう一度希望を持ち、可能性を信じて努力を重ねた人たちです。このことは、子供たちにどうしても伝えたい。それは、できれば現場で、温度を感じて、汗や呼吸を感じて、子供たちに学んでもらいたいと思います。たとえ一秒でも、パラリンピックアスリートと目が合って、それで衝撃を受ける子供がいるかもしれない。その子が将来、スポーツや文化、政治や経済、社会活動の分野で活躍するかもしれない。その力の原点になるかもしれない。それが次の世代に希望を託す、バトンをつなぐということだと思っています。

いま、誤解を恐れず申し上げれば、悪い側面の「老人民主主義」が日本に広がっていると感じています。いつからか、かつて「知恵」や「悟り」を備えた敬意の対象としての「老」という言葉が忘れられ、生にしがみつき、将来よりも目先のことを優先して、大きな声を出す、「残念な老人」が民主主義を動かすようになってきたと言われています。私の周りにいる先達者たちは、むしろ次世代を心配し、将来を憂い、自分たちを踏み台や肥やしにしてでも若い世代に成長してほしいと願う人たち、未来に希望と可能性を託す人たちが多いので、それらの批判には少し違和感があります。しかし世の中の議論を聞くと、何百万人という多くの子供たちの学びや、子供たちの将来、次の世代の成長のきっかけよりも、今のコロナが怖いし、一人でも高齢者がなくなるようなら関連する活動を止めるべきという議論があるのは、本当に残念でなりません。

私の所属する自民党も高齢化し、老人政党化が進んでいると言われていますが、それも、そんな国民の姿かたちを反映しているのかもしれません。このことは、私たち「若手」と言われる(民間企業なら責任ある立場になる年齢ですが・・・)政治家が、高齢の政治家から見ると、頼りない、とても譲れる状況にない、と思われているからであって、世代交代せざるを得ないほど若手が力を付けなければならないと猛省しています。私たち若手が、国民の正面に立って、今の世代は次の世代に対し何ができるか、本来あるべき老い方はなんなのか、若者の役割は何なのか、さらにはコロナについて、どういう価値観でコロナを乗り越えるのか、コロナを一定程度飲み込んででも次世代のために社会活動・経済活動を進めるべきではないか、ということを語り、説得しなければならないと思っています。

私は民主主義の可能性を信じています。どんな他の独裁体制よりも、時間と手間がかかるかもしれないけど、民主主義によって国民が納得し力を貸してくれた時のパワーのほうがずっと優ると信じています。今回のパラリンピックをきっかけに、何を感じ、何を思い、何を決断し行動するか、国民の皆様ひとりひとりが考えていただければと思っています。

最後に、小さなことですが重要なこととして、次回のパリ大会に引き継いでもらいたいのは、「オリンピックの前にパラリンピックをやる」ということです。そうすれば、「祭りのあと」のようにはならないと思います。最初に書いた河合先生の思いと同じく、いつかきっと、パラリンピックが自立したものとなり、多くの国民が見て、感動して、その後の行動に変化をもたらすような、素晴らしい競技大会になるよう、国民の皆様にもご支援いただければと思います。

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2021年08月20日 (金)

8/19・20 活動報告

こんばんは

今朝は晴れ間が見えましたが

午後からは雨に…。

昨日は唐橋

本日は朝6:40からマキノ駅に立たせていただきました

街頭ではコロナ対策についてもう一段のご協力をお願いしております

「まずワクチン接種、そして手洗い・うがいの習慣」

皆様にお願いを強いてばかりで心苦しさもありますが…

多重防御で感染拡大を防いでいきましょう!

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駅頭後はハナエチゼンの出荷式へ

(※ハナエチゼンとは…

高島市今津地区で生産されているお米、早生のためお盆明けに出荷されます

そのスピード感はメディアの注目の的…!

米質は硬めでお寿司等に向いています
美味しくて安全、環境に優しい滋賀の食材

滋賀だけにとどまらず全国の方々に知っていただけるようアピールして参ります

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事務所では地域の方から行事の延期連絡を頂戴しました

去年、今年と2年連続の延期…。

連続して開催できないとなると運営方法の継承にも影響を及ぼすのではないかと懸念しています

「来年こそは開催できますように」と祈念しつつも

開催できる状況にしてゆくのが自分の仕事だと気を引き締めました

明日も頑張って参ります!

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2021年08月19日 (木)

駅頭@唐崎駅

こんにちは!

今朝は唐崎駅にて駅頭させていただきました。

通学路の整備、コロナウイルスの感染状況・対策についてお話させていただきました。

片付け中に雨が降り出し慌てました。

駅頭後はブランチ大津京のスターバックスへ。

チョコドーナツで糖分とカロリーを補給!

今日も1日頑張って参ります‼

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2021年08月17日 (火)

8/17朝の駅頭@蓬莱駅

おはようございます。

本日は蓬莱駅にて朝の駅頭をさせていただきました。

駅頭中、沢山の学生さんからお声がけいただきました。

雨の中通学・部活動お疲れさまです。

湖西線のバリアフリー化に加え、ワクチンの安全性や若年齢層の接種についてお話させていただきました。

駅頭湖西線制覇を目指して引き続き頑張って参ります!

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2021年08月15日 (日)

76年目の終戦の日を迎えて

今日、8月15日は、76年目を迎える終戦の日です。

国会閉会後、地元に帰っているので、家族と話す時間が取れるようになっているのですが、子どもたちと話をしていると、「あれ?昨日じゃなかった?」との返事。不思議に思って聞き返してみると、子どもたちは歴史の学習で、「ポツダム宣言受諾は8月14日」「ポツダム宣言に調印したのは9月2日」と教わっているので、それはそれで正しい解釈なのだと思いました。

私たちの世代は戦争を知りません。しかし、政治をやる上で、最も重要な判断力の一つが、「戦争をどうとらえるか、過去の歴史をどう学びに変えているか。」だと思っています。ですので、戦争を経験してきた世代の方々に、その時の経験、その時に思ったこと、今思うことなど、いろいろ教えていただくようにしています。幸いに、私が政治を志したときにはまだ多くの方がご存命でした。多くの話を聞かせていただきました。これは今でも、私の血肉になっていると思っています。

この時期になると、戦争に対するいろんな論説が言われています。ナチスに騙された、米英の策略にはまった、共産主義者の工作、自衛のためにやむを得なかった・・・いろんな論説がありますが、それぞれ根拠をもって話されているのだろうと思っています。ただし、私は先の大戦、世界的な視点ではドイツのポーランド侵攻以降の第二次世界大戦、日本ではそれ以前の満州事変から続く日中戦争や、その後ヨーロッパの動きと連動するように大東亜戦争に突入し敗戦するまでの一連の戦争に対して、当時の日本政府やその指導者たちに対し否定的な考えを持っています。言うまでもないことですが、日本人全員が悪人だったなどとは、まったく思っておりません。当時の指導者層、それは政治家、軍部、マスコミの能力が低かったのだろう、本当の意味で(見せかけの蛮勇はあったと思いますが)自分がどうなってもよいから日本を守る、日本人を守るという気概が結局は足りなかったのだろうと思っています。つまり、すべて政治の能力が足りなかったということです。

では、あなたが考えるその時期の政治の最大の失敗は何か、とよく聞かれます。それは政治が「冷静さを失い」「将来を見通せず」「国民に正しく説明する勇気を持てず」「マスコミのあおりに流されて」「見たくないものから目を背け、聞きたくない声を聞かず」「深く考えず、多くの選択肢を検討せず」「目先のプラスマイナスだけで道を選んで」「権力を使って正当化して国家と国民すべてに博打の道連れにした」ということだと思っています。これは、今の政治にもよく似たことは起きがちですので、私が常に戒めとして心にとどめていることでもあります。

この戦争は、日本の有史以来、はじめて、日本人も、日本という国も、日本の文化や風習、歴史の記憶も、すべてこの地球上から消えてなくなってしまうかもしれない、という危機にさらされました。当時の政治家は、絶対に許されないようなリスクに国民全員を道連れにしようとしていたのです。マスコミも煽りました。多くの人は反対を唱えませんでした。反対を唱えた人は権力によって抹殺・封殺されました。歴史から学ぶべき最大の教訓は、国民と国家をすべて失うようなリスクにさらすことは決してあってはならない。そうならないように、政治は万全の準備をしなければならない。言論は自由であって、政治家は常に冷静であって、あらゆる選択肢を考えて、民主主義の可能性を信じて国民に向き合わなければならないということです。

戦争と政治。「戦争はしてはならない」と語るより、「なぜ戦争をしてはならないのか」を子供にも、大人にも、しっかりと説明したいと思っています。自国であろうと、他国であろうと、多くの人が死に、誰もが不幸になり、民族も、国家も、文化や歴史も、すべてなくしてしまう可能性があるのが戦争。それより前に、それを予想して、他の選択肢を取れたのに取らなかった。ほかの解決法があるはずなのにやらなかった。深く考えず、汗を流さず、気概もない。なぜそんなに能力が低いものが高い地位で政治をしていたのか。そんな批判を受けることがないよう、国政の任にあたらせていただいている以上、私にできる限りの力で、皆様が納得していただけるような仕事を続けたいと思っています。

引き続き、厳しいご指導、厳しいご意見とともに、温かいご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

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