財務大臣政務官に就任
このたびの第三次安倍改造内閣におきまして、麻生財務大臣を補佐する「財務大臣政務官」に就任することになりました。これもすべて、二度にわたる衆議院選挙で応援し投票してくださったすべての皆様、選挙区外からも期待し応援してくださった皆様のおかげと、深く感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
また、これまで国のため、地元のためと思い、自分なりに必死で頑張ってきたつもりですが、そのことを評価してくださった先輩議員がいてくださったのだと思っています。
この政務官という仕事は、大臣、副大臣の下で各省の仕事を進める立場で、若手議員が最初に試される場でもあります。
私のこれまでの財務省に関する仕事としては、財政再建や行財政改革、税のあり方について、特に関心を持って勉強し議論してきました。この財政と税の分野については、これまで以上に踏み込んでしっかりと研究し、取り組みを進めたいと考えています。
具体的には、財政も税も、「経済最優先」を掲げる今回の改造内閣の方針に沿わなければなりません。
財政では、経済成長につながる予算編成・予算執行のあり方はどうか、無駄を削減し財政の健全性・安定性を確保するにはどうするか、子供や孫の世代にこれ以上負債を残さないためにはどうすればいいか、思い切って議論し、結果を出してゆきたいと考えています。
税では、企業活動の活性化と税収確保のための法人税のあり方、結婚や子育ての価値を評価しながら働き方が制約を受けないような個人所得税のあり方、消費税の複数税率(いわゆる軽減税率)について本来議論のスタートであった「低所得者への優遇・高所得者への制約」「消費冷え込みへの対応」「民間部門に負担や迷惑をかけない」という目的達成のため(増え続ける社会保障に充当できる財源を確保するという大前提のもとに)どうすればいいか、ということを中心に、議論と制度設計を進めたいと考えています。
ほかにも、TPPで注目されている関税の分野、国際化の要請とともに注目を集めている為替、経済協力、海外投融資の分野、国有財産のマネジメントや財政投融資、日本銀行に関する分野など、財務省が担っているのは「日本の政治の背骨」に当たる部分が多く、しっかりと勉強し、多くの関係者の皆様の意見をよく聞いて、議論を深め、大臣が方向性を示してゆくお手伝いをしたいと思っています。
「日本の財政を立て直し、子供や孫の時代に負担を残さない」ということは、「日本の経済産業力と国民の人間力を高め、世界の人々が憧れる国を作る」こととあわせて、政治家になりたいと志したきっかけ、私の原点です。今回、この原点につながる仕事を与えていただいたことは、何よりの喜びです。
いただいたチャンスを最大限に生かし、この一年間は財務政務官としての仕事に全力投球をしたいと思います。地元に帰る時間が減り、地元で支えてくださっている皆様、期待してくださっている皆様にはご負担をおかけすることになりますが、どうかご理解いただき、同じ思いを共有していただき、引き続きお支えいただければと思います。家族、とりわけ子供たちには寂しい思いをさせますが、週末にはしっかりとお父さんをしたいと思っています。
国のため、地域のため、お一人お一人の国民のために汗を流し、期待に応えられる政治家として成長したいと思いますので、どうか温かいご支援とご指導を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。