軽トラ市
今日は中心市街地のモール街で開催された、「軽トラ市」に行ってきました。
浜松では初めての開催となります。
浜松はスズキの本拠地であり、いわば軽トラのホームタウンであるはずなのに、いままで開催されてこなかったことが不思議なくらいです。
軽トラ市とは、要は道路を歩行者天国にして、そこに軽トラや軽バンを並べて、出展者がそれぞれ好きなものを売る、というスタイルの、言わばフリーマーケットを軽トラでやるようなものです。
どこが最初に始めたのかは知りませんが・・・日本のいろんな地域で、町おこしの起爆剤になっています。
出展される商品も様々で、農産物から地場の加工品、中古品まで、多種多様です。
町によっては毎回100台以上の軽トラが並び、毎回大盛況のようです。
今回の浜松は・・・30台くらいでした。滑り出しとしては、上々だと思います。
出展者も、三遠南信の交流と言うことで、飯田からお見えになった方もいらっしゃいました。軽トラで2時間以上の道のりを走ってこられたのでしょう。ありがたい話です。
考えてみると、軽トラとか、軽のバンと言うのは、フリーマーケットをやるにはちょうどいい大きさなんでしょうね。
荷台に積んで来て、現地に着いたらそのままアオリを下ろして展開すれば、すぐお店みたいになっちゃう。
売り切ったらそのままアオリを上げて、すぐに撤収できる。こんな便利なものはないでしょう。
しかも狭い道であっても、軽ならラクラク商売ができる。周りにもあまり迷惑をかけない。
今回はモール街と言うことで、街道にお店もあるのに大丈夫かな?と思いましたが、商店街の皆さんも協力的だったようで、良いイベントになりました。
私もいくつかの商品を買って帰りました。
考えてみると、こういうのが商売の基本なんでしょうね。昔の商人はこうやって、遠くの名産品、珍しいものを運んで来て、街道に広げて売っていたのでしょう。
いま中心市街地がさびれていて、やれ補助金だの、やれ公共事業だのと言う人がいますが、知恵と工夫、それと汗を流せば物は売れると言うことです。実際に、さびれていると言う中心市街地でも、一生懸命汗を流して立派に商売をやっている人を私はたくさん知っています。
今回のような軽トラ市も、その一つの手法です。こうしたものをどんどんやって、いろいろもがいてみれば、お客さまも興味関心を持って下さると思います。
「中心市街地は賑わっていてあたりまえ。人が来てあたりまえ。それが最近人が来ない。にぎわいがない。これは行政が悪い、政治が悪い、政策が悪い。」というのは、少し違うと思います。人が来るように、にぎわうように、常に知恵と汗を出し続けなければならないと思います。
これから毎月やるそうです。来月も顔を出そうと思います。
私もこのような「知恵と汗を出す市街地活性化」には、全力で応援したいと思います。
ぜひ皆さんもお越しになってはいかがでしょうか?