大岡敏孝 Official Site

2024年は政治への信頼回復の年。「行動してから考える」一年にします。

新しい年を迎えました。皆様それぞれ、新しい目標を立てられたことだと思います。大事なことは目標に向かう過程であり、それを楽しむことだと言われます。素晴らしい一年になることをお祈りしています。

さて、昨年から引き継いでいる課題として、国際的には何よりも戦争ですね。ウクライナの戦争に加えて、イスラエル・パレスチナにおいても激しい戦闘が発生し、多くの無辜の市民が犠牲となっています。特に子供や女性が理由もなく殺されていることには耐えられません。国際法違反を直ちにやめるよう、日本も行動するべきです。それ以外にも、緊張する台湾と中国の関係、ロシアが危機になったことで息を吹き返した北朝鮮、アフリカや西アジア、中央アジアなどの途上国支援、先進国を中心に脱炭素と経済の均衡ある発展をどう実現するか、など、山積した課題がありますので、私の得意分野から一つずつ取り組みを進めます。

国内に目を向けても、円安傾向とともに、物価の上昇が大きな課題です。これまではデフレが課題として対策をしてきたので、様々な政策を大きく転換しなければなりません。実際にはデフレ下での対策を未だに引きずっており、ともすればバラマキでしかも効果がない政策が目立ちます。これにはなぜか各省庁が反発するものもありますが、力強く一つずつ見直しを進めます。また、少子化が止まりません。昨年生まれた子供は72万6000人程度とのこと。あと20年たったことを想像すると、20歳の子供が72万人。これは途中で増えることはないので、この数字です。そして私たちの世代、団塊ジュニアが75歳前後になっていますが、一学年200万人。そしてその親、団塊世代が100歳前後になっていて、この世代はかなりお亡くなりになっているとはいえ、おそらく4分の1程度、70万人程度はご存命と思います。しかも認知症が進んでいると想定すると、日本の社会保障は間違いなく破たんします。少子化を食い止める対策は喫緊の課題ですし、医療や介護など社会保障の改革も今のうちから進めなければ間に合いません。

これら、防衛にしても少子化対策にしても、財源が必要なのですが・・・残念ながら昨年のうちに決めきることができませんでした。国民の負担が増えるので、誰もやりたくないのですが、だからと言って先送りしたら将来負担が増えるだけです。こんな無責任なことはできませんので、今年はしっかりと決める年にしたいと思います。

しかし、こうしたことを進めるうえで一番大事な「政治への信頼」が揺らいでいます。昨年の暮れに発覚した、一部の派閥、一部の議員のパーティー券に伴う政治資金の問題ですが、国民の間では自民党全体、ひいては他党も含めた政治全体の不信につながっています。もちろん私自身には何の問題もないのですが、所属する派閥が捜査されていますし、政治への信頼にかかわる根幹的な問題ですので、自民党改革は徹底的にやっていきたいと決意しています。派閥のあり方についても、国民の中から「時代遅れ」「気持ち悪い」などの批判をいただいています。私たちが十分に説明できていなかったことも原因ですし、これが政府や党人事の適材適所や、選挙区における公平公正な候補者選定を妨害しているとの批判は当たっています。したがって派閥のあり方も抜本的に議論し、必要な改革を進めるべきだと思っています。これらはこれまでのしがらみにとらわれていたら何一つできません。しがらみを捨てて国民のため、国政のために何をすべきかを軸に議論します。

私は今年も行動し、実践する年にします。聞くところによると、人間の脳科学では、まず考えてから行動するという構造になっておらず、行動してから考える(つまり検証し分析し、次の行動で対策する)という構造になっているとのこと。つまり一歩目の行動、実践をやらない限り、考えも検証も修正も成長もできないということのようです。周りの人は私のことを「考える前に行動するタイプ」と思っておられるようですが、私自身としては、行動する前に結構いろいろ考えたり想像をめぐらしたりするほうだと自認しています。今年は自分なりには、行動前にいろいろ考えることを少し減らして、まず一歩を踏み出してから考えて次の一歩を踏み出すというサイクルで活動したいと思います。そのサイクルを速く回すということを心がけます。

今年も、国際的にも国内的にも課題が次々に発生する1年になると思います。政治家の真骨頂は、こうした次々に現れる新しい課題にどう的確に対応し、判断するか、にかかっていると思っています。事後にじっくり分析することは二の次で、まずは直面する課題に正しく判断し行動する力こそ、政治家に求められる素養だと考えています。今年の新しい課題に果敢に挑戦し、正しい答えを導き出せる1年にしたいと思いますので、引き続きご指導とご支援をよろしくお願いいたします。