滋賀1区(自民党) 大岡敏孝(おおおか としたか)
2011.02.05 (土)

浜松メッセ

昨日まで開かれていた、浜松メッセに行ってきました。

これは、浜松を中心に展開している中小企業の皆さんが、製品やサービスなどを展示して、ビジネスチャンスにつなげようと言うものです。

ビジネスチャンスと一言で言いましたが、これには技術提携や共同開発、新規取引や自分たちの新発見や気づきなど、いろんな場面をさします。中小企業は大企業と違って、会社運営に必要なすべての資源を自分たちで持つことはできません。だからこそ、強い者同士、先見性のある者同士、変化できるもの同士がしっかりと連携して、ビジネス展開をしてゆかなければなりません。

そういう視点から、こうしたメッセを活用していただいて、本当に自分たちが付き合うべき相手が誰なのかを見直し、また自分たち内部の気付きにつなげてもらって、変化と成長をしていただきたいと願っています。

いま、特に韓国勢を中心に、日本のモノ作りが追いつかれ、追い越されようとしています。私はこの点について、強い危機感を抱いています。

新聞やテレビでも話題になっている、TPPへの対応もその一つです。これは関税が云々と言うだけではなく、日本がどう変化し、新しいパートナーを見つけ、共同して事業にあたると言う点でも重要です。TPPに参加しなければ、こうした点でも大きく出遅れることになり、アジアの経済リーダーの地位は失ってしまうと思います。ですから、静岡県では今のうちから対策を打っておき、いつでもTPPに参加できるようにしておきたいと考えています。

それ以上に重要なのが、私が本会議で取り上げ、実現に向けて進むこととなった「産業支援機関の統合と機能強化」です。

ご存じの通り、日本のものづくり、浜松のものづくりは、大企業が全てのものを作っているわけではありません。その多くを中小企業に依存しているのが実態です。私は、まさにものづくりに携わる中小企業の層の厚さこそ、浜松の強みだと確信しています。

幸い、今の時点では韓国にも中国にもこのような厚みのある中小企業群は育っておらず、日本がアドバンテージを持っています。しかし、国及び地域の政治が怠けていては、いつその優位性を失うかはわかりません。

そこで私は、今後も浜松地域がものづくりにおける優位性を確保し、韓国や中国に勝ち続けられるための政策を打っておきたいと思っています。その第一ステージが「産業支援機関を強くする」ことなのです。

浜松地域に複数ある産業支援機関を統合し、いままでより機動的に、また柔軟に動ける産業支援機関を作り、中小企業の技術開発や大企業からの技術移転、共同開発などを展開する事で、日本一と言えるほどの厚みのある中小企業群を作りだしてゆきたいと思っています。

中小企業の支援・活性化は私のライフワークの一つです。
4月に統一地方選挙がありますが、なんとか生き残って、こうした産業政策を継続的に進めてゆきたいと考えています。
どうか皆様からのご支援をお願い申し上げます。

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