滋賀1区(自民党) 大岡敏孝(おおおか としたか)

2022年01月の記事一覧

2022.01.01 (土)

令和四年の元旦を迎えて

新年明けましておめでとうございます。

皆様それぞれ、令和4年の新しい年、新しい月の新しい朝を、新しい目標や新しい希望とともにお迎えになったことと思います。

今年の新年は雪でしたね。私も雪の三井寺で除夜の鐘とともに新年を迎えました。格別に美しく、気持ちが引き締まる年越しでした。

昨年は、皆様には本当にお世話になりました。振り返りますと、コロナの感染が拡大し、国・県・市が連携して、できるだけ多くの皆様にワクチン接種を進める取り組みを始めました。また、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、ご尽力いただいた方、準備が無になってしまった方、いろいろなことがあったと思います。オリ・パラのアスリートたちは本当に頑張ってくださったと思いますし、多くの感動を呼びました。私が議員として支援させていただいたパラリンピックも、多くの国民に気づきや勇気を与え、いよいよ自立したイベントになることが見えてきました。そしてその後、ひたすらコロナと戦い続けた菅総理が任期満了され、新たに岸田政権が誕生しました。その後の衆議院総選挙では、多くの皆様のご支援のおかげで、私も4期目の当選を果たすことができました。あわせて、環境副大臣を拝命しました。本当に激動の令和3年で、私も追われるように仕事をしていた記憶しかないのですが、本当に地元の皆様のおかげ、地元以外からも支援してくださっている皆様のおかげだと感謝しております。

さて、令和4年が始まりました。新型コロナは、オミクロン株が今月あたりから猛威を振るいそうです。万全の対策を進めながら、3回目のワクチン接種、薬品や治療法の開発、オンライン診療の充実を含めた医療提供体制の強化について、国政からしっかりと支援してまいります。皆様におかれましても、手洗い・うがい・マスクなどの対策をそれぞれ取っていただきながら、社会経済活動については、それぞれ「誰かのため」にやっている活動であることから、影響を最小限におさえていただけるよう、よろしくお願いいたします。

経済の再生も大きな課題です。政府・与党として大型補正予算を組みましたので、それをしっかりと執行してゆきます。一方で、その予算の多くを借金財政に依存しており、「財政あっての経済」となっています。歪になってしまった日本経済が自立・正常化に向かうためには、経済の担い手である国民の皆様の理解と協力、努力と決断がどうしても必要です。このことも、私自身が先頭に立って国民や経済団体に呼びかけ続けたいと思います。私は日本企業と働く皆様の力、日本経済の可能性を信じています。

岸田新政権においては、環境副大臣を拝命しました。時あたかも、世界の中心課題は環境政策となっています。気候変動・地球温暖化の問題は待ったなしです。かつては「戦争」が人類を滅ぼす最大の脅威と思われていましたが、いまや「気候変動」は「戦争」と同等の人類全体のリスクとなってきました。昨年のCOP26で日本は一定の成果を残せましたので、これからは我が国としてのアクション、それは国民に理解され協力していただいた上での国としての行動変化を進めなければなりません。そして生物多様性です。今年は生物多様性のほうのCOP15の会議が大詰めとなります。昔に比べて虫が減った、鳥が減ったと気づかれる方は多いと思います。この生物多様性も、人類にとっての「リスク」となりつつあります。これら二つの大きな世界的課題について、私自身が最前線に立って、国民や企業に説明し、社会全体の行動変化を進めてまいります。重ねて申しますが、これは一部の企業や一部の人たちだけが行動しても成果は出ません。国民全体が理解し、そして「変化のための費用」を「国民全体が少しずつ負担する」ことが最も重要です。国民と政治が向かいあい、政治が正直に説明し協力をお願いする、現場に立って、国民の中に立って、全力で取り組みます。

昨年は地球温暖化のメカニズムについて、日本人である真鍋淑郎さんがノーベル賞を受賞されました。「人類に対する貢献」とされたことは本当に素晴らしいことで、心からの感謝とお祝いを申し上げます。真鍋さんは今年91才になられます。第二次世界大戦の終戦時には13歳。まさに焼け野原から今の日本を復興させた世代の一人である真鍋さんが「日本には帰りたくない」とおっしゃったこと、そして今も国籍上はアメリカ人であることは、私たち日本の国会議員は深刻に受け止めなければなりません。政治を仕事とする者にとって、いくつもの大きな課題を突き付けられたと思っています。

今年も激動の一年になることでしょう。夏には参議院選挙があります。選挙は国民と対話する最大の機会です。これまで進めてきたこと、これからやるべきことを正直に、真正面から議論してまいります。また、これから政治を進めるうえでの基本的な姿勢や考え方も、しっかりとオープンにしてゆきます。国民との対話、国民への説明、そして今後どうしたいかという政策ビジョンとそのための国民負担を共有することを通して、信頼関係を作り上げることこそ、今の政治に求められていることだと思っています。キレイごとばかり、耳あたりの良い話だけを叫んで社会的副作用を説明しないやり方や、負担なきバラマキの話ばかりでは、そもそも政策論になりませんし、そんなことを言い続けても国民の信頼にはつながらないと考えています。

今年一年も、精一杯働きますので、どうか引き続きご指導ご支援いただけますよう、よろしくお願いいたします。

皆様にとりまして、令和4年が素晴らしい年、気持ちよく充実する年、来年以降につながる実り多い年になりますことを心からお祈りしています。

令和四年 元旦  衆議院議員 大岡敏孝

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